沼に飛ぶ!!

日アサ中心にアニメが好き♡/20↑ https://twitter.com/jumptopond ツイッター https://pixiv.net/users/2877495 ピクシブ

舞台KING OF PRISM-Shiny Rose Stars-2/24夜公演感想、脚本青葉譲さんアフタートークうろ覚え書き(ネタバレ注意)

 脚本の青葉譲菱田正和監督)さんがアフタートークに参加されるということなのでキンプリの2回目の舞台、Shiny Rose Stars(ブタキン、ブタバラ)を観てきました。ブタバラはオリジナルストーリーのデュオ大会→10分休憩→テレビシリーズでも描かれた大会(PRISM1)の流れでした。2時間50分あるとのことで途中で飽きてしまわないか心配だったのですが、面白くてあっという間に感じるくらいでした。2つの大会が描かれたのでプリズムショーの時間が多く、ミュージカルでありつつもライブに来たように感じました。曲数は多いのですが、短いコーラスですぐにプリズムジャンプを跳びますし、テレビシリーズからの知ってる曲も多かったのでかなりテンポ良く感じました。舞台転換がプロジェクションマッピングで一瞬でできるのもすごいと思いました!これは舞台界隈ではもう当たり前の演出になっているのでしょうか・・・?それにしてもプリズムジャンプはステージを離れて一瞬で異空間に行くものなので、プロジェクションマッピングとの相性がよいです!この演出のためにこの東京ドームシティホールが選ばれたのてしょうか?プロジェクションマッピングによるショーは以前ジョイポリスでもやっていましたが、それよりかなり規模が大きくなっています。私は2階席から観覧したので観客のみんなのサイリウムの海がよく見えて、本当に大会の会場にいるように感じました。舞台の横に星型の明かりがあって、それが光ったら応援するというスタイルになっていたのですが、そこでは観客用のセリフや歌もあるので観客が参加しないと舞台が完成しないようになっています。観客は瞬き禁止です!ですので、いずれDVD化するかもしれませんが、映像でみるより絶対にその場で体験した方がいいと思います。余談ですが演者さんの体格がアニメそのままなので2階席からみるとキャラクター本人がいる感が強かった。



○前半


 監督によると「デュオ大会はストリートの大会なのでカヅキアレク、タイガカケルをメインに話を進めた」とのことでした。カヅキアレクデュオ結成をタイガが目撃して派手にずっこけるところは、男だけの三角関係成立に笑いが起きていました。カヅキとデュオが組めずやる気を失ったタイガを奮起させるために、ヤンキーにはわかんないかもしれないけど、血がにじむまで勉強させられた奴の力もあるんだよ!とカケルが鉛筆でタイガを攻撃。さらにカケルノミクスで札束を出してタイガを攻撃。この辺りは監督によると「ヤンキーとか怖いけど勉強してきた奴もすごいんだぞ!というのを見せたかった」そうです。更に監督によると「カケルの十王院鉛筆HBには三菱鉛筆のホームページからオマージュされた、端正な形状と〜産の炭を使った究極の書き心地の〜、みたいな長い名前があるので次公演から披露されるかもしれない」とのことです。タイガも唯我独尊で対抗します。やはりストリートとバトルは切り離せない関係ですね。他のデュオはシンルヰ、ユキレオ、ヒロユウ、コウジミナト、ジョージエィスです。シンがエデロのみんなに内緒でルヰに会いに行くのはこれ同人誌で見たやつ!と思いました。ユキレオは和装の長い袖がダンスで揺らめいて、大変舞台映えしていました。監督によると「デザイナーとしてのレオ、プリティーリズムオーロラドリームでも登場した服の声を聴く能力はテレビシリーズで描ききれなかったところ」とのことです。ヒロユウは動画投稿者になったりしているようで、コウジに続いてプリチャンデビューしたのかな、と思いました。Youtubeあるあるみたいなネタにかなり笑いが起きていました。ヒロさんは勝手に失恋しておいてユウにはべるは渡さないよ、とかカッコつけるのがらしいですね。ヒロがべるのジャンプを再現できたのは、自身もキングになってべるのトップに立つまでの辛さが身を持ってわかったからなのでしょうね。コウジミナトは監督によると「ミナトのコウジや他のみんなと比べて才能がないのではないか、という悩みをミナトにはミナトしかできないことがあるんだ!とコウジに喝を入れられるというテレビシリーズではちゃんと描ききれなかったことを入れることが出来た」とのことです。ジョージエィスはジャンプで一発芸をするのですが、「脚本にはあとはアドリブで、としか書いておらず毎公演どうなるのか、監督自身も楽しみにしていた」とのことです。ジョージエィスでの優勝できなかったことへのふたりの反応の違いは、ガチ勢とエンジョイ勢の対立みたいでプリティーシリーズで繰り返されてきた話ですね。いつか詳しくやってほしいです。



○後半


 監督によると「テレビシリーズではキャラの掘り下げ→PRISM1を繰返しますが、舞台はPRISM1を通しでやることが出来た」とのことです。みんなダンスも完全再現しながら歌っているので結構大変そうでしたが、ジョージは口パクで後ろでエィスが歌ってくれるので完璧です。ちなみにエィス役の小林竜之さんはアニメのエィスの声優でもあり、プリパラではwithのアサヒも演じられてます。カケルのサイリウムチェンジでは衣装の変化はなかったですが、レオのプリズムチェンジは一瞬でワンピースに変わってました。すごい、どうやったんだろう。シャインのショーでは観客の赤いサイリウムが怖いくらいキレイで、演出もあいまってヤバイものを見せられてる感が観客全員で共有されました。監督は「シャインのおちゃめでかわいいところが見られましたね!」と言っていて、観客はえ?ってなってました。監督は「みんなを笑顔にするためにキンプリを作ってるし、シャインだってみんなを笑顔にするためにショーをしてたんだよ〜!嫌いにならないでよ〜」と言っていました。このあとのプリズムのきらめきが失われてプリズムショーが出来なくなる→復活の流れがアニメではよく理解できなかったのですが、実際に観客の1人に自分自身がなることで、観客とセプテントリオンの絆の力でプリズムのきらめきが復活するというのが感覚として理解できました。アニメでは観客の女の子達が何人かでてくるのですが、そんな初めてみる顔の女の子たちに感情移入できなかったですからね。エーデルローズが潰れずにすむというのもアニメよりわかりやすかったです。仁にはやっぱり「ひじり〜!」と怒りを燃やしててほしいです。その方が元気そうだし、それが今の仁の生きる理由ですからね。仁がエーデルローズに100億融資してくれるところには観客からやさしい〜!とツッコまれていました。仁と聖はクロミマイメロみたいで微笑ましいです。最後は全員で舞台オリジナル曲を歌って終幕です。悪役であるところの仁もここでは一緒にダンスしてくれるのが、往年の子供向けアニメのエンディングにありそうなかんじでほっこりしました。スタッフロールにバンダイビジュアルの名前があったような気がしたのですがバンダイアイカツだからライバル側じゃないのかな?シン役の橋本くんが、ありがとうございました。このあとアフタートークで脚本の青葉譲さん登場します!と言った瞬間の歓声がすごかったです。(特に2階席)青葉譲うちわを振っている人もいました。



○アフタートーク

 エデロ7人、監督が横に一列に座り、監督は真ん中でした。服装は青いジーンズに黒の革のジャケット、インナーも黒で黒いひも(スタッフパス?)を首にかけていました。エデロ7人の役者さんから監督に質問をするという流れで、MCはユキ様役の横井さんでした。もう終幕しているのにまだそのままユキ様がMCをしてる感じですごかったです。監督は自身に関する質問を受けて、「フリーランスなので休日はなく自分でスケジュールをコントロールしている」「煌きを感じられるのは寝るとき」と答えていました。「オチないよつまんないでしょ」と言っていましたが、あの回に集まった観客はみんなキンプリはもちろん、青葉譲自体のことも知りたい人なので大丈夫です。「アニメでは尺が足りなくて出来なかったことを舞台につめこんだ。カヅキアレクの曲をラップにしたいという希望が当初からあったけれど、アニメでは通らなかった。それが実現できてよかった」とのことです。全体の尺やプリズムショーに使う曲の選択、演出もアニメより舞台の方が自由度が高いのでしょうか?監督の好きなことが出来たみたいでよかったです。ミナト役のまさしが「どんな寝方をしてますか?」という不思議な質問をすると、監督から「アニメから何年もやっててその質問かよ!」とツッコまれていました。その後もまさしは監督及び演者さんたちにイジられててやっぱり愛されキャラだなぁと感じました。まさしから寝方を舞台でやってくださいよ!という無茶振りに「しょうがねぇなぁ」と舞台上の階段を登る監督の後ろ姿が細身で背が高く、身長のなかで脚が占める割合が大きくてなんでこの人はアニメ監督なのに役者みたいにキマっているんだ!?と思いました。前みたときより痩せた?ファッション誌で「○月✕日、今日はシンソフィアで加藤さんと打ち合わせ」、「△日、リテイクにするぞ♡」みたいな31日間着回しコーデをやって欲しい。監督が舞台上でヒロさんみたいに片腕をたてて寝てみせると観客(特に2階席)がすごい湧いてました。おひるねVR青葉譲版作ってくれ。まさしの無茶振りに対応できる監督にアイドル性を感じました。「前に舞台挨拶でプリズムジャンプを跳ばされたことがあって、もうやらないって思ってたのに〜!」と言ってました。確かに以前エリートの要望で跳んでくれたクッキンパーティーを思い出しました。監督は「DVDブックレットでもうキンプリは終わりみたいなことが書いてあってみんな動揺しちゃったみたいだけど、そんなことないよ。偉い人しだいです」と言ってました。やはり監督はエゴサしてエリートの動向を伺っているようですね。今後のキンプリはどうなるでしょうか。監督によると「ユウの身長は高校に入ってからぐんと伸びる、そうするとCGモデルを作り直さないといけないから大変」とのことです。私としてはプリズムワールドに反したルヰがジュネさまみたいに消えそうにならないか心配です。ルヰはメモリーがF型(女性)で身体は男性なんですよね?レオもそんな感じなのでそのあたりのトランスジェンダーの話はするのでしょうか。シンはみんな大好き、という全ての人へ向ける清廉な愛をショーにしているのですが、今後は特定の一人に向ける愛を見つけることになるのでしょうか。そうしたらルヰはどうなるのか。レインボーライブ(RL)でジュネはりんねに本当の愛を知らないあなたより私の方が素晴らしいショーを出来る、とたんかをきっていましたが、シンがジュネのいうような本当の愛を見つけるとどんなショーをしてくれるのでしょうか。とにかくプリズムショーが見たい!あとは仁ですね。以前監督は「仁は自分が嫌いだけどジョージやルヰなど後進を指導することで少しは自分を好きになれてきているのかもしれない」と言っていました。この言葉にはつい涙してしました。自分の事が嫌いな人生ってかなりつらいと思います。仁がそうなってしまったのは家庭環境によるところが大きいです。なる達に会えなかったべる様みたいなことなのかもしれない。父親の皇は故人になってしまいましたし、聖は天才型というか他人の心の痛みに疎いところがあるので、もう仁は父や聖への愛憎にけりをつけることは難しいかもしれません。そうするとなぜか異様に若い母親の愛や、一時は同居して弟のようにかわいがっていたヒロがキーになるのかもしれません。まぁ仁が救われると話が終わっちゃうんですけど・・・。作中2年後にはプリズムクイーンカップが開催されます。べるはクイーンの座を守れるのか、新たな女神・りんねが誰を選ぶのか。なるちゃんに優勝してほしい。さらにその2年後はまたプリズムキングカップが開かれます。現在のプリズムショー協会はアカデミー寄りでストリートのショーを競うのには難しい場なのですが、それは改善されるのでしょうか。4年たてばシン達は少年というより青年に足をかけるくらいに成長している年齢ですので少し寂しくもあります。新たなキャラクターを迎えることになるかもしれませんし、シン達が年長者としてどう振る舞うのかをみれるのかもしれません。大人になったヒロ様がどんなショーをするのかは見てみたいです。全員分のCGモデルの体型を変えるのは大変だと思うのである程度そのままでもいいんじゃないでしょうか。羽生結弦くんも20歳を超えてもそんなに体型が変わらないですし。それに他のアニメを見ていると大人の男性の体型でCGのダンスをさせることって難しいんだな、と思ってしまいます。やっぱりCGは丸っこい少女寄りの体型と相性がいいんでしょうね。今回の舞台を通して監督の続編へのやる気が高まってきたのを感じました。しかし次が出来るかはわれわれ及び偉い人にかかっているのです。まだまだキンプリから目が離せません!



こちらも合わせてお願いします。

KING OF PRISM(キンプリ)、プリティーリズムRLアニメ解説、考察〜実際に何が起きていたのか〜
https://jumptopond.hatenablog.com/entry/2020/02/26/110742