沼に飛ぶ!!

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優生思想VS愛

 いま老人叩きがブームですよね。老人は何の役にも立たないのに病院に毎日行って国の社会保障費をいっぱい使ってる。その分、若者の税負担は大きくなってる。でも少子高齢化で老人の人口が多いから、政治家は老人のための手厚い社会保障をやめない。だから老人を叩いてもいいし、詐欺や強盗被害のターゲットになるのもいい気味だ。そういった老人への憎しみが高まっているような気がします。それでは身体障害者精神疾患の人はどうでしょう?生まれつき知的障害があって働けず、世話をしてくれる親が死んだあとは施設に入るしかない人もいます。そういった人たちのために税金が使われているのは無駄ですか?老人だって生産性がありませんし、だんだん自分でトイレに行ったり食事をすることもできなくなってきます。そうなったら人間おしまいですか?もう価値はないですか?

 

    優生思想の話になってきてしまいましたね。でもみんな資本主義に染まりすぎだと思うんです。金を稼げる人間かそうでないか、役に立つか立たないか、得をするか損をするか、といった事を重要視する価値観が広く浸透しています。人のアラ探しをし、旅行や食事に行ってもおいしいものを食べれたかとかいいホテルに泊まれたのかといったことばかり気にしています。でもそういった価値観はいずれ自分自身の首をしめることになるのではないでしょうか?だれもみな老いて、死んで役に立たなくなります。金を稼げるか、役に立つのか、といったことを重要視していると、自分が老いて役に立たなくなったとき、自分に価値がなくなったように感じてしまうのではないでしょうか?

 

 大切なのはだれかと同じ時間を過ごせることであって、損得だとか、役に立つか立たないか、なんてことではないんじゃないでしょうか。例えば自分の大切な人が急に障害者になったとしても、その人に優しくするはずですよね。本当はとても簡単な事のはずです。お金を稼げなくても役に立たなくても、だめな人間だと思わなくていいんです。資本主義的な価値観が優生思想を進めた結果おきるのは自殺であり、無敵の人です。生産性がないといって排除するのを続けていけば、社会全体が生きづらいものになってしまいます。意味のない人間なんて本当はいないはずなのです。